何故「アナスタシア」に惹かれたか

アナスタシアの本に出てくる、「アナスタシア」さんは、
シベリア、タイガの森の奥に住んでいて、自然とともに
自分も自然の一部として、生活しています。

詳細は本を読んでもらいたいのですが、
私が何故この本に惹かれたのかというと、
彼女の言っていることが、生きる意味を語っているような
人として生まれて生きていく、根幹の部分について、
確信をついているような気がしたからです。

この「アナスタシア」シリーズは全10巻(日本語訳は
7巻まで出ている)あるのですが、第1巻で
アナスタシアがこう言っています。

「私は人々を闇の勢力の時間域を超えて運ぶ」

初めて読んだとき、「素敵だな」「本当に世界は
そうなっていく」と漠然と思いました。(ファンタス
ティックだとも思いましたが)

アナスタシアの言う「闇の勢力」というのは、
自分の快楽や欲に意識が向いたり、嫉妬や自尊心という
プライドに自分が支配されて、相手に対してや自分の心に
「善」の心が保てない状態になってしまうことなのかな、
と自分の中では解釈しています。

もし、自分が「闇の勢力」から解放されたなら、
光の中(意識の上で)で生きていけるだろう、と思いました。
それは、自分の中にあるプライドを失くすこと。欲が
意識の中から消えること。

「闇の勢力」も「光の勢力」も人は選ぶ権利を持っている
とあるので、この勢力は外にある何かというよりも
結局自分の中にある意識、自分の中にあるものと
捉える方が、自分に取り込みやすい、意識しやすいと
考えています。

アナスタシアの本を読んでいると、プライドを持つこと
より失くしてしまう方が深い幸せを感じられるように
なると思える。

アナスタシアに出会って、もう6年くらい経つけれど、
日々の中で無理せず少しずつプライドをそぎ落として
いくように意識しています。

自分、家族(子どもなど)、仕事、夫婦間等様々な
ことで否が応でも評価されたり、見下されたりする
ことがあるけれど、気にしない。

よりよくする、よりよく生きることは考えても
自分の自尊心に意識を向けない。気にしない。
そう続けていると、相手に対して臆病になったり
不快な感情を抱くことがぐっと減った気がします。

アナスタシアの本から学ぶことはたくさんありすぎて
まだまだ取り組みたいことはたくさんあるけれど、
時間をかけて少しずつ理解を深めていきたいです。