一万年前の人の気持ち

本の中でアナスタシアが述べている場面があります。

「大切なことはプライドという自尊心を捨てること」
「約一万年前のある段階から、人は今のような人になっていった」

アナスタシアの表現からすると、
「貧富の差が出てくるようになったり、お金を人が使うようになって
富を蓄えるようになって、人はプライドや欲が出てくるようになった。
その前の人間は、まさにエデンの園のような生活をしていた」という
ような感じがあり、単純な私は、

「一万年前の日本というと・・・縄文時代だ。縄文時代の人たちは
どんなことを考え、どんな思想や意識のもと生活を営んでいたのだろうか」

と考えました。

色々と縄文時代に関わる本、研究書などを読んでいますが、
なかなか自分の中の問いに対する答えは出てきません。

なぜなら、1万年前にさかのぼるとなると、資料となるのは
出土品しかなく、出土品から縄文人の行動や考えを推測できるものの、
どういう思想や意識を持っていたかなど、まだまだ解析できるような
段階にないのだという状況なのです。

認知考古学や民俗学などを利用して、これから縄文人の深い心を
読み解いていくことが出来るかも分かりませんが、まだまだこれからの
分野のようでした。

縄文人の気持ちに近づくためには、自分が縄文人に近い生活を
してみないと、心の底から理解するのは難しいだろうな、って思います。

歳を重ねていくと、大脳新皮質からの理解(科学的な分析や本からの知識)は
自分の内にある真理を助けるものではあれ、本質ではないという思いが出てきます。
だから、自分の実践や体験を通して学ぶこと、感じることが自分にとっての真実だと思います。

今お金を貯めているけれど、もう少ししたら、一族の土地(アナスタシア4巻、6巻参照)を購入し、自然の豊かさという意味での神の愛を感じられる生活がしたいなと思っています。